将来の夢に近づくためには
私の仕事【医者】と【弁護士】二つの「資格」を持って,仕事をしています。
どんな仕事をしているかイメージできますか?
夢 → 仕事
私が二つの資格をもって仕事をしているのは,子どものころに持った夢が大きく関係しています。
夢とは
皆さんは夢っていうと何をイメージしますか?
テレビに出る、有名になる、お金をいっぱい稼ぐ…というのをイメージする人もいますね。
また,誰かの役に立ちたい、これも夢です。
みなさんはどちらですか?
答えはありません
テレビに出たり有名になったり、というのも夢です。ただ,どうしたらそんな夢を叶えられるかを考えても,なんだかぼんやりしています。したがって,そんな夢を持っている皆さんは,とりあえず色々探ったり,考えたりして夢に近づいていくことになるでしょう。
一方で、誰かの役に立ちたい、という夢を持っている皆さんも,具体的であるという点で素晴らしいです。
ただ,この場合,実は,2つの点で試練があります。
二つの試練
①そもそも、人の役に立つために「何かをしてあげる」
立場になるということ自体簡単ではない。
②そういう立場になれたとして、あなたが役に立ちたい
と思った人があなたを必要としてくれる保証はない。
小学校6年の頃の私
将来については、全然イメージがわかなかった
身近に医者も弁護士もいなかったとはいえ、医者といえば、風邪ひいたときにかかるイメージ開業医の診察時間を見ると、9時から11時、15時から17時で木曜日曜休診で土曜は半日という働き方なんだな、くらいのイメージテレビドラマで、ある程度、医者や弁護士のイメージはあった
今から振り返って思うこと
小学校の頃、医者についての私のイメージは
「町のお医者さん」=「開業医」でした。
大学病院?総合病院?それ以外にもお医者さんがいるの?
9時~11時、15時~17時だけ働く医者は意外と少ないことを知らなかった。親が医者だとか、自分や家族が大きな病気になったとかで,将来医者になろうと考える人が結構いるということも知らなかった。司法試験は難しすぎて自分は無理と思ったが、実際、本当に厳しかった。
なぜ、いまの私になったか
医者になってはみたものの,患者さんを診る人もいれば,手術をたくさんする人,研究だけをする人もいて,あ��時、医者というのは単なる「資格」なんだと気が付いた。そんな中,医者は,何かミスをすれば、生活が脅かされたり、医者ができなくなってしまう先生がいることを知った。
そんな医者を守ってくれる存在として弁護士がいるのに,医療のことを知っている弁護士はほとんどいないことを知った。一生懸命頑張っているお医者さんが不遇な思いをするのを目にして、医者を守るには、医師免許を持った弁護士でなければダメだと考えるに至った
すぐに行動した
国語が大の長手で、文章を書くのも嫌いだったけど、勉強を頑張って司法試験に合格した。医師をしながら、やっと自分のやりたいこと(夢)が見えてきた
なぜ今の私になれたか
とにかく、自分で決めたことをやり遂げるということ
スタートを切ったらゴールまで諦めないこと
ゴールできないならば、スタートは切らないこと
スタート時点での見込みが間違ってしまうこともあるけど、それでも最後まであきらめずやり遂げるまでやり続けること
自分の能力を謙虚に分析して、周りの人の話をよく聞き、目標地点までたどり着くためにどうしたらよいかについて情報集めまくる。
方向が定まったら,あとは、その方向に歩み続ける。とにかく淡々と!
後で言い訳ができないよう、淡々と毎日を過ごす。精神力を鍛える!
挫折したら
そうはいっても、ほとんどの人間が何回も挫折します。私も司法試験に落ちました。しかし、結局挫折とは自分の中の問題に過ぎないのです。
挫折したときはどうすべきか?
周りのうまくやっている人たちとの交流を持ち続けましょう!、そういう人たちは,なにか自分のためになることを持ってきてくれたり,してくれたりします。これは想像以上につらいことですが,将来のことを考えれば,挫折から這い上がる,これ以上の方法はないのです。
今の自分の仕事について
色々なところから色々な社会生活上の悩み・相談を受けます。時には、法律とも医療とも関係なく、自分の人生について相談に乗ってください、という人もいます。もちろん、すべての人の相談に乗ることはできませんが、私を頼ってくれた人について、一旦、引き受けた以上は、全力でやり遂げます。他方、無理なことは引き受けません。できないのにできる、ということほど他人に迷惑なことはないからです。
将来の夢について
一旦道を決めたら、最後まであきらめないといいました。しかし、時には方向転換も必要です。
これは一見矛盾しているようにも聞こえますが、実は矛盾していません。私は、医者になりましたが、途中で弁護士に方向転換しました。医者になって病める人を助けようと思って医者になりましたが、そのお医者さん自身が安心して医療を提供できなければ、病める人は救われないと気が付き、お医者さんを守る弁護士になりました。
これによって、間接的にではありますが、医療がより良く提供できる医療機関が増えていくので、決してぶれてはいないと考えています。
大事なのは
大事なのは、ぶれないことと申しましたが、もっとわかりやすくいえば、その方向転換について他人に説明して、それはそうだね、と言ってもらえるような理由があれば、それはぶれていないということ、そして、自分が何かしたいという点だけでなく、その自分の能力をもってどのような人を助けることができるか、という視点を持つことが大事。
そうすると、自然に皆が役割を与えてくれる☞そこまで行くのは大変だけど…
夢に向かっていること自体もまた、人生に大切なものです。私の今の夢は、医師が充実して患者さんのための医療を提供するために必須な法的インフラを整備することによって、救われる人を多くすること、そして、その思いをもって後進を発掘し、育てることです。
最後に
中学校から高校卒業までは、あっという間です。私は、小学校6年生の時に漠然と医者になろうと考え、特に疑問も持たずに医学部に合格するための情報を集めて、医学部に入り医者になることができました。すなわち、今ふわっと持っているイメージや夢を具体的にするためにはどうしたらいいか、ということを頭で考えて、そして実際に行動に移してみるというのが,中学・高校の6年間だといえます。
考えていることは現実になります。諦めないで、目の前の自分のやるべきことを淡々と毎日こなしていくことが夢をかなえる最も近道です。
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